ぽてぃろーです🐶
久しぶりの映画たよりです🎬
前回はこちら👇
いきつけの映画館「ギンレイホール」はここのところいけてません。
その代わり、録画したドラマをじっくり観て涙することがいい気分転換になっています。
今季のドラマはどれもが秀逸でした。
たくさんの涙を出させてくれてありがとう✨
ネタバレしないように感じたことを書きます🎬
あらすじを書かないように気を付けています。
このブログを読んでもなにを言ってるのかさっぱりわからないと思うのですが、同じ映画を観たときに「あ、こういうことかな」と感想の共有ができたらとても嬉しいです✨
もし、同じ映画を観たら、感想を聞かせてくださいね❕
今日はこれ。
好きになった人は「おおかみおとこ」でした🐺
序盤はこの言葉に尽きます。
人間社会の設定なので、時の流れなどは私たちの普遍的な感覚で見ることができますが「1人の女性が、恋愛・結婚・出産・子育てを通じて成長する姿」と「その子供たちが、誕生から自分の生きる道を見つけて自立する過程」を凝縮させた物語に魅了することができます。
人の繋がりから得られる温かさ
雨と雪はオオカミの血を引き継いでいるので、普段は人間だけど興奮するとオオカミになってしまいます。
子供たちはそのコントロールができず、花はオオカミの育て方を知らないので、大学をあきらめて逃げるように人里離れた山奥に移り住みます。
人を避けて生きるつもりでいたのに、気が付いたら人に助けられて生きている。
そこに対する感謝の気持ちが、より一層人々を惹きつけていく。
そんな感謝の気持ちの数々が花の塞ぎこみを少しずつ紐解いていきます。
田舎の人たちって、はじめは距離を取りながらも新参者に興味津々。ある程度時間が経って普通の人なのがわかると歩み寄ってきて距離が縮まる。
孤独な人ほど、田舎の人たちの程よいお節介は心地よく感じるものだと思うのです。
心の中の氷の世界がほろほろと溶けていくのだと思うのです。
絶対的な隠し事は苦しい
姉の雪と弟の雨は対照的な性格で、花が必死で避けてきた社会に興味津々の雪とその背中でおどおどする雨。
雪は小学校にあっという間に馴染むものの、今まで社会と距離があったせいで日頃の行動や趣味が学校の女友達と全く違うことに落ち込みます。
雨は自然界でも動物にいじめられてしまう性質で、人間界でもやっぱり同じ。
学校もとうとう行かなくなります。
姉弟がオオカミにもなれるような生活を選択した結果、人間に必死で馴染もうとする雪は人前で絶対にオオカミにならないよう花に誓うのですが、一度だけ感情のブレでオオカミになってクラスメイトを傷つけてしまいます。
2人とも、子供なのにとてつもない隠し事を背負って生きていくのです。
私は(もちろん)人間ですが、例えば同じコミュニティでの恋愛は必死で隠してきました。
そんなときの会話の制限は、何とも言えない苦しさがありました。
家庭環境もどちらかというと良くなかったと思います。
両親不仲とかでなく、なんていうか、、、父が猛烈頑固なんです。
そんな話も周囲に知られたくなかったので、隠し事といえばそうだったかなと思います。
今は実家から離れているので隠す必要はないし、そもそも両親の話をじっくりする機会がないので気楽です。
隠し事ってある意味嘘をつくことで守られるので、だからこそ辛いのかなと思います。
自分の世界を見つけ出すことの大切さ
この物語は、花が、その辺にいる普通の女の子であることに親近感を抱きます。
普通の女の子の、ちょっとした特別な状況に苦しみもがく姿と、人間とオオカミとどちらの世界を選ぶのかに苦悩する姉弟の姿を自分に重ねることができることが共感に繋がる映画なのだと思います。
私達も常に選択をしながら自分の人生を歩み進めていきます。
別に特別じゃなくったって、誰もが選択の繰り返し。
だからこそ、この映画は自分が重なるシーンが必ずどこかにあるはず。
私の人生はきっともう後半戦に入っていると思うのですが、まだまだ自分の世界を見つけきれていません。
時の流れに従って体が老いていくのはやむを得ないですけど、心は相反して色濃くなっていくのだと思います。
大きなことでなくても、「幸せだな」と思う何かが見つかるまでは心に火をつけたままで時をかけていきたいです。
とりとめなく、感想を書いてしまいました。
心がぐらぐらしているときに取り込みたい1本です。
きっと、またいつか観る気がしています。
ぽてぃろー