ぽてぃろーです🐶
今日は、お茶のお稽古に1か月ぶりに行ってきました。
「炉開き」、開炉の茶事です。
風炉を閉じ、これからの半年の炉の使用の無事を祈って行われる茶事のことで、「茶人の正月」と言われ、一年でもっとも大切な節目の日です。
ぽての最後のお稽古は9月の3週目で風炉、夏のお点前でした。
この日からお点前が(うまく言えないんですけど・・・)反対になります。
炉開き
「炉開き」は旧暦亥(い)の月の最初の亥の日に行われるものだそうですが、現代はそうもいかないので大抵の社中は11月の最初の土日で行われるのではないでしょうか。
因みに、今年は11月11日が「旧暦亥(い)の月の最初の亥の日」に当たります。
「亥」は陰陽五行説で「水」にあたることから「火災」を逃れるとされ、「亥の月の亥の日から火を使い始めると安全」とのいわれがあります。
夏と冬のお点前の違いは色々ありますが、一番の違いは炉の切り方にあります。
夏のお点前は畳の上に炉が置かれますが、冬のお点前は畳の中に炉が作られます。
こんな感じです👇
お祝いの御膳
茶の世界では、炉開きは「茶人の新年」に当たるのでお祝いの御膳を先生が用意してくださいます。
1人5万円とか集金して炉開きのお祝いをするところもあるようですが、私の先生はそんな事せずとても良心的にだけど豪勢にもてなしてくださいます。
このような御膳を頂くのは年2回ありますが、ぽてはこのご飯で先生のお手製の副食がとても楽しみでなりません。
全てが美しく、繊細で美味だからです✨
普段のお稽古はもてなしの一部分
ぽてのブログ名「日日是好日」の原作を読んだり映画を観るとわかるのですが、お茶のお稽古は茶会の一部分の繰り返しなんです。
お茶会とは、食事から始まり茶で終わるものなのです。
これは映画を観るまで知らなかったことで、そのことはこちらで書きました👇
古人のおもてなしとはとても素敵な時間だなぁと感じます。
この嗜みを経験するたびに、普段のぽての周りの人たちにも気遣いやもてなしを大事にしたいと感じます。
亥の子餅
炉開きでは、「亥の子餅(いのこもち)」を食べると決まっています。
これは無病息災、子孫繁栄を祈るものです。
季節ごとに出てくる主菓子は決まっていますが、この日食べるお菓子というものは限られているのでとりわけ特別な気持ちになります🐗
気が付いたらこれが3回目の炉開きになりました。
コロナ禍でお稽古が中止になった月、手術でお休みした月もあり、まだ1年12カ月のお点前に触れたことがありませんがそのうち12カ月しっかりお稽古できるときがくることを願ってやみません。
ぽてぃろー